50 は 1928年に RCA の開発した初期の直熱三極管の一つ。10 を元に改良されている。UX4ピンベース。初期はナス管だったが後に改良されて ST管になり名称が 250 に変わった。ST管は 2A3 より少し大きい。
フィラメントは7.5V/1.25A。グリッドリーク電流が流れやすく、CR結合で使う場合にグリッドリーク抵抗が 10KΩ以下と指定されている。
フィラメント電圧/電流 | プレート電圧 [Ep] |
グリッド電圧 [Eg] |
プレート電流 [Ip0] |
負荷抵抗 [Rl] |
カソード抵抗 [Rk] |
出力電力 [Pd] |
増幅率 [A] |
内部抵抗 [Rp] |
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7.5V/1.25A | 350V | -63V | 45mA | 4.1KΩ | 1400Ω | 2.4W | 3.8 | 1900Ω |
400V | -70V | 55mA | 3.67KΩ | 1275Ω | 3.4W | 3.8 | 1800Ω | |
450V | -84V | 55mA | 4.35KΩ | 1530Ω | 4.6W | 3.8 | 1800Ω |